悪因縁について
今年もご神仏のご加護と皆様のご協力のお陰で、無事に春の大祭を迎えることが出来ました事を心から感謝いたします。この世に生を受けた人々は全員、大なり小なり悪因縁をもっています。悪因縁を大きく分けると前世から受け継いだ因縁と、あと一つは今世で造った因縁です。私たちは日々生活を送っているだけで、知らず知らずのうちに悪因縁を造っている、とご神仏は説かれています。悪因縁が自分の魂をどれだけ占領しているかは人によって違います。この世に生を受けた第一の目的は、悪因縁を減らすための修行に来たのです。これはご神仏の大慈悲によって大きなチャンスをいただいているのです。この世で犯した罪でも処罰される事によって、罪を軽くしてあの世に帰ることが出来ますが、例えば正しい信仰を妨げる人、他人のありもしない嘘の風評を流し、相手を傷つけるなどの罪を犯した人は、この世の法では裁かれることもないので、反省もせずにあの世に帰ることが多く、この積み重ねが多くの悪因縁を持っていく事になります。
自分の言動により出来た悪因縁を、今世で綺麗にして行くには深く懺悔をする必要があり、11月はお聖天様が我々の為に機会を下さった懺悔月です。御神仏がおっしゃる懺悔とは、出来るだけ多くの他人の前で御神仏に懺悔し、恥をかく事により二度と同じ過ちをしない様にする事です。前世からの悪因縁はどうすれば良いかと言うと、自分が今世で社会に貢献する等、善業を積む事によって、守護霊の段階がランクアップすると共に、自分自身の悪業も少しずつ減って行きます。守護霊も力がつき色々な危険からしっかりと守ってくれます。守護霊は正しい信仰をし、良い行いをしそうな人を選び、最後の修行につき、それが終われば今度は守護霊自身が生を受ける事が出来るのです。しかし悪業はこの世でしか減らす事は出来ません。守護霊を裏切る事なく、しっかりとした信仰心を持ち続けて頂きたいと思います。
親鸞聖人の悪人正機のお言葉で『善人尚(なお)もて往生をとぐ、況(いわん)や悪人をや』
善人が往生を遂げられるならば、悪人はなお往生できるであろう、善人が往生するのは当然だと思うが、悪人は自分が悪人だと自覚しているから、なお一層往生する努力をするだろう。善人は自分は何も悪い事をしていないと思うから、努力も懺悔も反省もしない。人間は全員悪の心を持っているから、この世に生を受けている事を忘れないことが大事である、と説かれました。
合掌