大切な私達
夜中にお参りすると時々植木におーい元気か?と声を掛けられます。それから私も元気?と声を掛けますが、ある時元気でないと言ったので次の日に植木屋さんに診てもらうと、病気になっていたみたいで処置してもらうと、不思議と植木の心が落ち着いて来るのが解ります。
植木や花などでさえも話を聞いているのですから、人間はもっと素晴らしい才能を持っており、感情豊かな心を持っているので、人間として生まれて来た自分自身に感謝し、喜んで自分を色々な面で活かさないと損です。
しかし才能を持っている人や、頭の良い人を見ると、自分はダメだな〜と思う時があります。そんなある時『お前はお前だ。自分一人しかいないのだ。どんなにあがいても世界にたった一人しかいないのだから、その大切な自分を活かしなさい』と声が聞こえたのです。
以前ご神仏が『鰯(いわし)は鰯でしかない。鯛は鯛であり、鯖は鯖にしかなれない。それを自覚せず自分は鯛になろうと思うから無理が生じる』と説かれました。もしこの世の魚が全部鯛であったならば、食べ飽きて魚など見向きもしなくなるでしょう。鯖もあり鰯もあるから、色々な味の魚が食べたくなるのです。人間も各々それぞれに違う性質や才能を持ち合わせているから、その良い所を延ばすように、そして他の人の良い所を認めて、活かし合う事が大事です。自分自身が大事なのだから、他の人も同じ様に自分が一番大事なのです。自分にとって苦手な人や、喧嘩している相手も、この人も自分の事が大事なのだな〜。この人も世界でたった一人の貴重な存在なのだ、と思うと人間愛が生まれてきます。
世界でたった一人ずつの人が、この地球上に身を寄せ合って住んでいるのです。血がつながっているからとか、家族だからとか、と言うのではなく、みんな一人一人が大切だという気持ちを忘れないで、あの世に帰るまでに自分自身の魂向上の為に努力しましょう。
合掌