銭司聖天(ぜずしょうてん)とは、真言宗 醍醐派(西国十一番札所)の寺院です。正式名称は光明山聖法院(こうみょうざんしょうほういん)といい、銭司聖天と呼ばれています。

銭司聖天は、その名の如く「金銭を司る聖天様」をお祀りしております。この銭司(ぜず)という地名は、慶雲5年(708年)武蔵国から銅が産出し、これによって年号が和銅と改められ、日本最初の広域流通通貨である「和同開珎」が鋳造されました。当時、都として栄えていた奈良にも近く木津川の水運の利用等もあり、この地に鋳銭司(ちゅうせんし)、今の造幣局が設けられ貨幣を鋳造していたため、現在の銭司と呼ばれるようになりました。その地に七世代の財を一度に集める力を持つ聖天様をお迎えし、皆様の金運向上を祈願致しております。

本堂には、大日如来、釈迦如来、阿弥陀如来の各宗旨、宗派のご本尊をお祀りし、全てのご先祖様を供養できるようにお願いしております。我々は、様々な現世利益の祈願と先祖供養、お釈迦様の説かれた仏教を広め、より良い人間社会を作る役に立ちたいと考えております。