師走(2019年12月)

聖法院は毎年偶数月に大祭がございます。御神仏のご加護と皆様のご協力のお蔭で、今年も無事に師走を迎える事が出来ました。師走はそれ程忙しくない人も、何となく気ぜわしい感じが致します。我々が子供の頃のお正月は、下着から靴下まで新品を買ってもらえることが楽しみでした。今の子供達はお正月でなくても、いつでも新しい物が買えるので、お正月を迎えるワクワク感は無いと思います。

年末は忙しいですが、忙しいという字は心をなくすと書きます。慌しいという字は心が荒いと書きます。平静心を失ってしまうのです。心をなくしたり心が荒立ったりすると、いつもの自分を見失って自己中心的になりがちです。今、自分は年内にあれもこれもしてしまわなければと思うと、他人のことなど構っていられなくなるのかもしれません。それがいつの間にか他人に命令口調になったりします。イライラしても人間のすることはしれています。高速道路を走っていると、早く目的地に着きたいので車を数台抜いて行きますが、トイレ休憩で数分間止まっただけで先程抜かした車が前を走っています。12月の忙しい時は特に落ち着いて行動しないと、交通事故に巻き込まれ易いので、皆さんもその点十分気をつけて過ごして頂きたいと思います。

  

年の瀬が押し迫って来ると、忙しくて神様を拝む暇もありません、と言われる方が多いですが、そんな時すかさず聖天様は『私も忙しくてお前を守る暇などない』とおっしゃったのです。特に聖天様はすごくユーモアのあるお方で、時々しか御神仏を拝めません、と言うと、『時々お前を守ろう』という感じです。それが真の世界の平等です。『人々は暇が無いと言うが何時間も寝て、無駄話をし、テレビを見ながら食事もゆっくりとっている。拝む暇がないと思うのは、心に落ち着きがないからだ』とおっしゃいます。私達は見聞き出来る物事に動かされ易いのです。私は臨死体験をした事はありませんが、御神仏に教えて頂いたことと、実際に臨死体験をなさった方の話しはほとんど変わらず似通っています。あの世の話を信じる、信じないは皆さんの御縁ですが、素直に聞いて頂き、あの世に帰った時にあわてることがないようにと願っています。今年も残り1ヶ月足らず、日々落ち着いてやるべきことはしっかりと実行し、良き新年を迎える準備をして下さい。

合掌