女優の死と迷信(2018年12月)

 皆さんも良く御存知の女優の太地喜和子さんが、亡くなられて今年で27回忌になるそうです。唐人お吉(とうじんおきち)の舞台の初日が終わり、ほっとして数人でお酒を飲み、車ごと海に落ちる事故でした。車には数人乗っていたそうですが、お吉役の彼女だけが亡くなりました。
 世の中には偶然は無いと言いますが、この事故も偶然では無かったようです。唐人お吉を舞台で演じられた方は、これで二人亡くなられているそうです。お吉の役をする方は必ずお吉の墓にお参りしてから舞台に立たないと、悪い事が起きるとされていました。最初に亡くなられた方も、「そんな事は迷信だ」と言って、墓参りをせずに舞台に立たれて即刻命を断たれました。太地喜和子さんもその事を皆から聞いていたらしいのですが、伊豆の方へ行った時に、ついでにお参りしようと思われた様です。しかし、舞台が始まる前に報告をして、供養をさせて頂いてから舞台に立たないといけなかったのです。そして唐人お吉の本名は斉藤吉と言うのですが、車を運転していた方が斉藤さんと言う方で、それはやはり前世からの繋がりがあるのでしょう。
 太地喜和子さんはお酒に強い方だったのですが、その日もお酒をたくさん飲んでおられた様で、唐人お吉も最後は泥酔して川に身を投げて亡くなったので、亡くなり方も似ていますし、年齢も同じでした。車には4人乗っていて、彼女の横にある窓も開いていたし、前の席に乗っていたのに、わざわざ後ろの席に移って亡くなられていたと言う事です。他の三人は助かっています。

 神様が常々おっしゃっている様に、この世に偶然はないのです。我々人間は皆、ご神仏に動かされて一生が全て決まるのです。供養を疎かにし、迷信だと軽くみていると、取り返しのつかない事に遭遇します。この様に私達は目に見えない事柄で動かされています。私達も自分が元気な限り、先祖供養を怠る事無く続けることが、使命だと言っても過言ではありません。

 世の中には不可思議な体験談は数々有りますが、人間の魂だけでなく自然に関しても決して迷信とは言い切れない事が多々あります。自宅の庭に実のなる果物などを植えない様に、それと自然の石を自分で勝手に自宅や庭に持ち込んだら駄目だと言われています。ある方が相談に来られて、商売、主人の健康、娘さんの交通事故死など色々と調子が悪いということでした。霊視をすると自宅の玄関や部屋に大小の石が沢山置いてありました。これらの石を全て取り除いて下さい、もし判れば元の場所に戻して下さいと言いました。しかし、その方は旅行先で持ち帰ったそうで場所は不明でした。その場合は、よくお断わりして川の石は川へ、山からの石は山へ戻して下さい。石も縁あってそれぞれの場所にある物ですから、それを勝手に移動してはいけません。

 また庭に植えては一番悪いイチジクの木を植えていた方がいました。他にも実のなる木を植えていたのですが、私の話を聞かれて早速それらの木を切る事にしました。手順を教えてその通りしたら、自分も主人も急に身体に酷い湿疹が出来た、と慌てて来られました。よく聞いてみると手順が少し違っていたのです。もう一度よく植木に謝って正しくやり直すと、二人の湿疹は治ったそうです。また、そこの庭にも自然の石を勝手に持って来た様で、返しに行くとおっしゃっていました。

 以前にも話しましたが、私の両親は全くそんな事は信じない人で、私が中学生の頃はお菓子の問屋をしていました。その自宅の庭に色々反対した人もいた様ですが、笑い飛ばして聞く耳を持たずにイチジクが好きだからと植えました。すると盛大に商売していたのに瞬く間に倒産しました。母も次から次と病気になりました。やはり迷信では無いのかもしれません。世の中は目に見えない物事の方が多いのです。目に見える物事だけを信じてはいけません。目に見えない物事をも信じる事が大事です。

合掌